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花粉症対策に向いている食べ物・向いていない食べ物とは?

  • 2020.2.16.

  • 2020.4.6

 

春が近づいて暖かくなるのは心地良いものですね。しかし、花粉症患者にとっては、日中は花粉症の症状によって作業効率が下がり、夜は花粉症に悩まされ眠れない、そして眠れないからまた日中の作業効率が低下するという悪循環に陥りやすい嫌な季節でもあります。

花粉症はアレルギーの一種であるため、食生活を変えて、免疫力を高めるだけでも症状が改善する場合があります。花粉症におすすめの食べ物、おすすめできない食べ物を把握し、体質から改善してみてはいかがでしょうか?

花粉症にお悩みの方への食生活改善内容をご紹介させていただきます。

 

今すぐ取り入れたい食べ物

まずは、次の食事から取り入れたい、花粉症対策に効果の期待できる食べ物についてご紹介させていただきます。

発酵食品

対象:

ヨーグルト、納豆、チーズ、ヤクルトなど

理由:

生きた善玉菌である「プロバイオティクス」を含む食べ物を取る方法です。

発酵食品には、プロバイオティクスである乳酸菌そのものが含まれています。乳酸菌を含む食材は、食材が消化吸収される間に乳酸菌が死滅するので意味がないと言われたりもしますが、乳酸菌が死んでしまっても、私たちの腸内に必要な生理活性は残っていると言われています。残念ながら摂取後乳酸菌が腸内に定着することはないので、日常的に継続して食事に取り入れることが望ましいです。

因みに、乳酸菌には、病原菌細菌の増殖抑制や抗菌性物質の生成促進による生体防御の機能(免疫機能)のほか、血清コレステロール低減作用があることが知られています(#1)。

 

オリゴ糖を多く含む食べ物

写真

対象:

きな粉、はちみつ、バナナ、ねぎ、玉ねぎ、ニンニクなど

理由:

善玉菌を増やす作用のある食べ物を取る方法です。

花粉症のアレルギー反応は、免疫細胞(抗体)が、無害な花粉(抗原)を有害な異物と判断し過剰に反応すること(免疫反応)で起こります。免疫細胞の多くは腸内に存在しており、体内の免疫細胞の70%は腸内にあると言われているほどです。また、腸内には数多くの細菌があり、1000種類の細菌が、総数で100兆個も生息しています。これらの細菌は、人の腸内環境を整えることで私たちと共存していますが、ストレスや不規則な生活で、細菌のバランスが崩れることが知られています。細菌のバランスが崩れた腸内では、善玉菌の代表格である乳酸菌やビフィズス菌などが減少していますが、この状態では、腸内に存在する免疫細胞にも悪影響を及ぼします。その対策として乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やすための食べ物として、オリゴ糖を多く含んだ食べ物が挙げられます。

オリゴ糖は、元々腸内に存在するビフィズス菌・乳酸菌などの善玉菌の栄養源となります。

ただし、急激な摂取や過剰な摂取は、体調を崩す原因になるため、小まめに摂取すること(目安:~10g/日)をオススメします(#2)。

 

食物繊維を多く含む食べ物

写真

対象:

れんこん、リンゴ、熟した果物、昆布、わかめ、ライ麦、大麦など

理由:

オリゴ糖と同じく、善玉菌を増やす作用のある食べ物を取る方法です。

食物繊維は、人の消化酵素で消化されずに便として排泄されますが、排泄されるまでの間に体内で発酵します。発酵する際にビフィズス菌などが増加をサポートします。食物繊維は繊維という名から、糸状のものをイメージしがちですが、形状は様々で、糸状の繊維が存在しない果物などにも多く含まれます。不溶性と水溶性があり、いずれもビフィズス菌の増加をサポートしますが、水溶性食物繊維の方がその効果が高いと言われています。

 

ビタミンDを多く含む食べ物

写真

対象:サケ、サバなど魚、海藻、きのこ類

理由:

ビタミンDの働きには、骨の生成・代謝や心や精神のバランス調整以外に、免疫調整があります。ビタミンDが不足すると、免疫力が低下しアレルギー症状を発症しやすくなります。ビダミンDは、花粉症以外にも多岐にわたる分野の病気に影響を与え、骨粗鬆症、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、大腸ガンや前立腺ガンなどの癌、糖業失調症や認知症、月経困難症や不妊症などがその一例です。

 

明日から控えたい食べ物

トマト・スイカ・メロン

理由:

花粉症の方の体は、花粉を有害な異物と判断して体の外に押し出そうとします。これがくしゃみや鼻水が出る原因です。体内に入った異物が有害かどうかは、免疫細胞が、異物に存在する抗原と呼ばれる部分と結合することで判断しています。トマトはスギの抗原と構造が似ており、スギ花粉患者がトマトを食べると、スギの抗原と間違えてアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。また、食べた時にアレルギーを起こさなくても、抗原が頻回に体内に入ることで、アレルギーが起こった際に症状を悪化してしまうことがあります。

スギ花粉患者のトマトと同様の理由で、ブタクサなどのキク科やカモガヤなどのイネ科の花粉症の方は、スイカやメロンなどのウリ科の果物は控えた方が良いのかも知れません。

アルコール

理由:

アルコールが分解される際、アセトアルデヒドという有害な物質が作られます。これにより、吐き気や頭痛などが起こりますが、このアセトアルデヒドは、アレルギー反応の原因物質であるヒスタミンの生成も促進してしまいます。また、アルコールによって心拍数が上昇しますが、血管を拡張する作用もあります。血管が拡張されると鼻の粘膜が膨張するため、鼻詰まり悪化の原因になります。花粉症の時期はアルコールの摂取は控えると良いでしょう。

 

さいごに

発酵食品、オリゴ糖を多く含む食べ物、食物繊維を多く含む食べ物、ビタミンDを多く含む食べ物は一般に花粉症に良いとされているものです。継続すれば薬のように効果があるというものではありません。例えば、ヨーグルトの食べ過ぎは糖質過多になったり、お腹が緩くなる原因となるでしょう。高額な乳酸菌サプリなど詐欺も多発しておりますので、症状が改善しない場合は、自己判断せずに医療機関にかかることをお勧めします。

 

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<参考>

#1:乳酸菌の生理機能と利用、一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会・発酵乳乳酸菌飲料公正取引協議会

http://www.nyusankin.or.jp/scientific/hosono_2.html

#2: 腸内細菌と健康、e-ヘルスネット、厚生労働省

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

 

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